阿弥陀様のご縁日
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若草が芽吹きはじめ、光明閣も春の陽気に包まれております。

毎月15日は阿弥陀様のご縁日です。光明閣のご本尊は阿弥陀様ですので、毎月15日に月並法要を行っております。

阿弥陀様といえば、極楽にいらっしゃる仏様ですが、私たちはよく阿弥陀様の念仏をお唱えいたします。

「南無阿弥陀仏」=「お念仏」とお考えになる方も多いかと思います。

ただ、お念仏とは「仏を念ずる」のですから、仏様の数だけ念仏の数もあります。
しかし、「南無阿弥陀仏」以外にあまり聞いたことがない、という方も多いかと思われます。

これには理由があります。

仏様には、過去の仏様、現在の仏様、未来の仏様がいらっしゃいます。
この中で、阿弥陀様は「過去の仏様」にあたります。
つまり、過去に亡くなられた方々を救済してくださる仏様です。

「南無」とは帰依する、つまり「〇〇を心から敬います」という意味があります。
つまり、「南無阿弥陀仏」と唱えることは、「阿弥陀様を心から敬います」と唱えていることになります。

そして、故人を思いながらお念仏を唱えるときは、

「阿弥陀様を心から敬います。どうか故人やご先祖様を、阿弥陀様がおられる極楽浄土へと導いてください」

という願いが込められております。

その為、ご法要など執り行う際に、「南無阿弥陀仏」と唱える機会が多く、数多くいらっしゃる仏様の中でも、「南無阿弥陀仏」を聞く機会が多いのです。

コロナウイルスの影響で声に出して、お念仏を唱えることが気にされる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、一番大事なのは「仏様を念じる」ことです。光明閣にお参りされる際は、心の中で「南無阿弥陀仏」と唱え、故人の御供養をされてみてはいかがでしょうか。

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